アダマースの饗宴

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163283807
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

10億円をめぐる、男と女の決死のゲーム!殺人の前科がある元風俗嬢。彼女が巻き込まれた事件の背後の驚愕の真実とは?
「ハードボイルドの大型新人と、誇大でなく推薦できる。嫌な商売敵となるだろう」──大沢在昌氏(選考委員)絶賛!

内容説明

殺人を犯し、八年の刑期を終えて出所した元風俗嬢の笙子。静かに暮らすつもりが、かつての恋人が起こした銃撃事件との関わりを疑われ、複数の組織から身柄を狙われることに―かかる火の粉を笙子は振り払うことができるのか?第16回松本清張賞受賞。

著者等紹介

牧村一人[マキムラカズヒト]
1967年千葉県生まれ。多摩美術大学卒業。2006年「俺と雌猫のレクイエム」で、第45回オール讀物推理小説新人賞を受賞。『アダマースの饗宴』で第16回松本清張賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

58
★★★★これは面白い。キャラ、勢い、内容、ドンデン、言うことなし。主役は女性殺人犯だが、彼女が出所したところから始まる。この突拍子もないシチュエーションで彼女が様々な問題を起こすと思うや否や読み進めるに従い、彼女がまともに見えてくる。兎に角、読んでみるべし。2014/07/08

Taka

51
初読みの作家さん。ハードボイルドと呼ばれるジャンル。筋者のドンパチあり、女同士の戦いあり。なかなかワイルドでストーリーも面白い。他の作品も読んでみよう。2018/08/17

しろ

12
☆6 意外と楽しめた。まあなんだか携帯小説のような感じは否めないけど、ストーリーテーリングはなかなかいいように感じた。瑠璃との絡みもよく伝わってきた。ただ、主人公の女性自体の特徴がなんだか定まらないようにも感じた。あと、「ゲーム」の連呼にはげんなりさせられる。プロットは、王道ながらスピード感のあるもので読みやすかったと思うので、もう少し書き込みをしていっても良かったように思う。特に、この金融ゲームはいまいちピンとこない。金額が舞台的には微妙。そして、このタイトルはなんだか苦手かも。2011/01/12

keith

10
殺人の罪で出所してきた女性が主人公。一人称のハードボイルドだが、主人公が喋り過ぎで魅力が足りなかった。2014/08/24

nyanco

9
タイトルと受賞作ということだけで借りてしまったら、苦手なハードボイルド。しかし、笙子、瑠璃、サキ、女性陣のキャラクターが魅力的で読ませる。ヤクザとITといった関わりのなさそうなものをマネーゲームでつなげるといったあたりはなかなか面白いが、私も主人公の笙子と同じく、このマネーゲームに興味がわかない。ドキドキ感がないのは何故だろう。2009/07/22

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