独居45

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163281803
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

くたびれた一戸建て(平屋・貸家)に引っ越してきた男(45歳、作家、独居)。やがて、夜となく昼となく呻き声・悲鳴・絶叫が漏れ、屋根には血塗れの全裸女(マネキン)と巨大な赤剥けの手(粘土細工)が据えられ、はては探検を仕掛けた小学生が…。眠ったような町の住人―自殺しそこなった老人、うつの主婦、つやつや教信者の理髪店主、鳥インフルエンザにおびえる会社員等々と独居男がくりひろげる阿鼻叫喚のご近所狂詩曲。

著者等紹介

吉村萬壱[ヨシムラマンイチ]
1961年愛媛県松山市に生まれ、大阪で育つ。京都教育大学卒。東京都、大阪府の高校教諭を務め、現在支援学校勤務。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞、03年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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harass

59
作家の中年男が引っ越してきた…… どう間違っても「本屋大賞」には選ばれることのない作風。どういう意図があるのかと、それが気になり読んでいく。途中から作家からの視点が描かれなくなり、周りの住民からのみになり、不穏さが際立つ。「ボラード病」のこの作家のテーマとして世間の恐ろしさがあるようだ。良識振る住民たちはまともと言えるだろうか。作家の男は狂人かもしかしたら……。読者の居心地を悪くさせる作品。読後のこの表紙は実に味わいがある。2017/03/27

優希

59
ひとりの小説家の変態性がまわりの人々の闇を引き出しているようでした。皆何処か狂いだし、感染していく「痛み」。心を蝕み、得体の知れないものに触れるような気味悪さと憎悪を突きつけられたようでした。物事に対し強く偏執的になれるものかと感じます。異様な匂いを放つ混沌とした世界。物事の片鱗しか書かれていないのは何かの暗喩なのでしょうか。淀んだ力を感じずにはいられませんでした。2014/12/18

ぷっくん

56
(読友さんオススメ本)なんぢゃこれ!っていう一言、変態がいっぱい出てくるw文章が読みにくかった〜(>人<;)堅いんだけど口が悪いという笑。真面目な話をしているかと思えばドカーンと爆弾を落とすような…。この方違う作品で芥川賞を受賞されているんですね^ ^どうにか読めたけど、なんだか呆気に取られてしまった本‼︎この読後感は今までにないなぁ〜笑。怖いモノ見たさに違う作品も読んでみようか(^^;;2016/05/04

HANA

54
とある町に作家が引っ越してきた事で巻き上がる騒動といいたい所なんだけど、騒動が只事じゃない。一線を越えかけた作家に始まり、夫の浮気に悩む妻や作家志望の公務員浪人、新興宗教にハマる隣人等登場人物全員が誰も彼もいい感じで狂っているのが特徴。途中までは作家や各登場人物の内面まで描かれていたのだけど、中盤ある出来事をきっかけに物語は一気に不穏な感じに包まれる。その後家の中で何が起きているのかや、周囲の様子などがとても怖く気持ち悪くて居心地が悪い。何とも気持ち悪いけど、何故か物語から目が離せなくなる本であった。2017/04/23

らむり

49
吉村萬壱さんらしいお話。坂下宙ぅ吉という変態作家の奇行。ばかばかしいけどくせになります。2015/04/13

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