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蘭陽きらら舞

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163279503
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

胸にしみる人情話から背すじも凍る幽霊譚まで捕物帖の醍醐味が満載!大好評「だましゑ」シリーズ第4弾!若衆髷を結い、女と見紛う美貌だが、役者仕込の俊敏さで荒事もこなす蘭陽が、相棒の春朗(後の葛飾北斎)とともに江戸の怪事件に挑む―。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
昭和22(1947)年、岩手県盛岡市に生まれる。早稲田大学商学部卒業後、美術館勤務を経て、58年『写楽殺人事件』で第二十九回江戸川乱歩賞を受賞。その後、61年『総門谷』で第七回吉川英治文学新人賞、62年『北斎殺人事件』で第四十回日本推理作家協会賞、平成4(1992)年『緋い記憶』で第百六回直木賞、12年『火怨』で第三十四回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

onasu

22
寛政期、実在の人物を振り出しにしたエンタメ捕物帖もシリーズ4作目。謎を追う主役は作品毎に順繰りで、今度は蘭陽。春朗とのコンビは、前作と同様ですが…。  シリーズのおもしろさは、北町奉行所吟味方筆頭与力 仙波一之進の役宅に集う面々。探索が生業ではないが、身に降りかかるというか、関わりのある謎を座敷で話し合う。  「おれたちゃ皆で生きているのよ」と一之進。男として、ひと皮剥けたか。妻おこうの矛盾をつく指摘も相変わらず鋭い。  ただ今作は、ややマンネリ感も。が、脱する種は蒔かれている。あの人が生きていたと。2013/12/17

としえ

20
前作で登場した蘭陽が主人公の「だましゑ」姉妹編。謎の多かった蘭陽の過去がちょっとずつ明かされる。前作では、常識人の春郎を振り回していたような蘭陽だったが、今作では悩んだりいざという時に尻込みしたりする蘭陽の姿が。忘れていた記憶が明らかになり、最後は切ない感じだったが面白く読めた。一之進が言った「こんな広ぇ世の中で、笑いあったり酒を楽しく飲める相手は限られている」「おれ一人で生きているんじゃねえ。おれたちゃ皆で生きているのよ」の言葉が良かった。だましゑ以降あまり出番のない一之進だが、やっぱりかっこいいな。2016/01/28

かずよ

18
大ファンの蘭陽の苦い初恋がわかる本。登場人物の中でもやっぱり蘭陽が一番人間臭くて好き。2011/07/31

kazukitti

5
んー高橋さんのはかなり昔に総門谷とか龍の柩から入ってその後アテルイの読んでだから、時代物は初でしかもかなり間が開いてる。これは前になんか読んだ時にその文庫の解説で触れられてたから何となく手に取ってみたんだけど、相変わらずテンポよく読めて面白かった。んだけども、読み始めて、これ全然キャラ紹介とかもなく話サクサク進んでくけどどゆこと?って思ってたら、なんとシリーズ物の途中でしたとさw 取り敢えず、シリーズ遡ろうと思うくらいには面白かった。蘭陽ってあれね、野郎ではあるんだけど、ちょっと女性化してるよね。2024/12/19

カリン!

5
だましゑシリーズは楽しんでよんでますが、今回は蘭陽主役なのでお芝居がらみが満載でした!おこうもちょっとした鋭い推理におっ!となったりしながらさらりと読めて読みやすい一冊でした。最後は少しほろ苦さも残りましたが、蘭陽はやっぱり格好いい男です!2011/05/28

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