内容説明
ちゃっかり御家人三男坊、腕におぼえはないけれど喰いぶち稼ぐにゃ仕方ない。美女の陰には過去と罠 時に火の粉もかぶります。旅の道連れ引き請け人、鹿角彦輔江戸をゆく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
外道皇帝
2
金をもらってトラブルを解決する素浪人・彦輔の活躍を描くシリーズ2冊目。「あやかし仁海」が良かったなあ。あとはまあまあのレベル。もう一つのシリーズ「重蔵始末」よりも少しあとの時代ですね。ちらりと重蔵の後年が出てきました。2008/11/29
あかんべ
1
強いイメージなんだけどそれほど強さは感じない。相打ちやむなしの人と真剣に立ち会ってないからだろう。前回富永隼人今回黒部又右衛門。足手まといにしかならないだろう勧進かなめを、事件現場につれていったり、黙っていられなくて事件のあらましをしゃべったり、食事をすっぽかすと急いで帰ってきたり、ああ、これがかなめに対する彦輔の愛情表現なのかと分った。隼人のクールな二枚目ぶりに比べ、なんてもどかしい。2011/10/25
しんこい
1
江戸時代に時効はなかったんでしょうが、10数年たった事件の犯人追求を忘れないのは驚き。目黒に隠れキリシタンがいる、なんて噂もあったのか。2011/07/16
mitsuru1
1
登場人物のキャラがはっきりしてきたのでこれからに期待2008/12/19
FK
0
シリーズ第二作。6編。「あやかし仁海」「面割り」「新富士模様」「秘名春菊斎」「使いの女」。登場人物の台詞のやりとりが面白い。 2014/10/07