リーシーの物語〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163273105
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

花が咲き乱れる深い森「ブーヤ・ムーン」。この世ならぬ森、かつてスコットに連れられていった美しい森、夜には悪しきものに変貌するという森―あそこに行くことはできるのだろうか?亡き夫の遺稿を狙う変質者ドゥーリーの襲撃を受けたリーシーは、恐怖のなか、ドゥーリーとの対決を決意する。そのためにはあの森の謎を解かなくてはならない。一方、心を患う姉アマンダが森の秘密の一端を握っているらしいとリーシーは知る…。夜にはつねに満月の昇る森「ブーヤ・ムーン」。スコットの過去の秘密を隠した美しくも悲しい森。リーシーはそこで何を見つけるのか。スコットが遺した「リーシーのための物語」とは。

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン][King,Stephen]
1947年、メイン州生まれ。教職のかたわら執筆活動を開始。1974年の長篇『キャリー』を皮切りに、モダン・ホラーというジャンルをつくりあげた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白のヒメ

48
作家が物語を書くという行為、もちろん綿密な取材を行った物もあるのだろうけれど、キングが書く作品を読むと、もう一つの世界を実際に覗き見て来てその有様を描いているのでは?と思う事も多い。この物語に出て来るもう一つの世界も異世界ながらも、その様相は綿密で具体的であり妙に説得力があるのだ。死別して二度と会えなくなった人も、実は違う世界に移行しただけのことで、その存在は決して消え去ってはいないのだろう。でも、二度と会えないことに代わりは無い。主人公の最後の寂しさが胸に迫る。一人でここで生きて行くことの。2015/05/23

バトルランナ-

17
11/22/63は上下巻を2日で読んだが、リーシーの物語は2週間かかってしまった。ぼくはどうもイメージする力が弱いようで、キングの作品でも質量保存の法則を無視した作品は何がどーなってるの?状態に陥ってしまうようです。バケモノ系の作品ですね。変身前と後で何がどーなって質量が増えたの?ポールみたいな?何と化合したの?映画でも遊星からの物体Xとか苦手なんです。イメージできないんですよ。イメージできないと楽しめないんですよね。集中できないんですよね。結局、この作品もスコットがどういう経緯で亡くなったのかイメージで2015/08/01

あっきん

14
下巻になって面白くなってきた。こういうこと、どうやって思いつくんだろう?2015/07/20

**くま**

14
上巻よりはマシとはいえ、読み手にある程度の読解力が必要とされるかも。でも苦労して読む価値あり。正直、夫の過去はありがち?と思ったし、私はもともとファンタジーが苦手なのでファンタジー部分もあまりついていけなかった。なのに・・・読んでる間、ほぼ常に泣きっぱなし(笑)。パートナーの死というネタは「骨の袋」や「不眠症」でも扱われてたけど、こっちのほうが断然!数十倍、いや数百倍、私は良かったです。やっぱり女性が主人公のほうがいい、すぐに次の恋が始まらないし(笑)。キングは自分の死後のこと考えて書いてたのかな?2014/03/18

eirianda

13
やはりこれは、長年連れ添っている妻タビサへのラヴレターか。明るいハートと暗いハートを知り尽くした夫婦。創作の池に妻を誘う、こんな物語をプレゼントされたら…。ベイビーラヴ、ハニー、とか相方を呼んでみたくなる。まだまだこの境地にはたどり着いていない。2015/11/06

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