内容説明
江戸時代のツアーコンダクター“御師”に導かれ、土佐の荒くれ鯨漁師たちや、安政の大地震の被害からようやく立ち直った江戸の庶民たちが伊勢神宮を目指す。お伊勢参りを舞台に、さまざまな人間模様を描く傑作時代小説。
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務などを経て、97年、「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年、『あかね空』で第126回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おばりん
3
一力さんの本を読み出すと止まらない。けれど個人的には土佐の話より江戸の話の方が心地よい。ちょっと他の作家さんに移れそう。それでもラストはやっぱり心地よかった!2012/12/18
やぶやぶ
1
★4 江戸・土佐・伊勢を舞台にした結構スケールの大きなお話し。最初はうまく話しを掴めないかもしれませんが読み進むうちに分かってきます。2010/03/24
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
1
作者の山元一力さんの本は、今は亡き月刊誌ランティエで時代小説の連載を読んだことがあったのですが、自分としては初めて手にした時代小説。土佐の民が伊勢神宮参拝に向かう道中話をクライマックスとしつつ、江戸の土佐藩、街の人々が安政の大地震で味わった話とか、意外と今の時代にも通ずるような庶民の暮らしぶりが馴染み深く思えるような物語でした。時代小説も庶民モノは案外面白く読めると思ったのでした。2013/09/29
コニタン
1
あまり出来の良くない作品2008/05/20
むつぞー
1
旅の話かと思って期待したのですが…。なんとなく話にまとまりが欠ける感じ2008/06/28