出版社内容情報
ちょっと水気をおぎなわないと、と言って立ち寄るバー。
吉祥寺、神楽坂、金沢、神戸、一ノ関、札幌――この六つの都市でひっそり営まれる店をめぐってえがかれた大人のための物語。甘すぎないノスタルジーとシックな雰囲気を備えた、手練れの文章が味わい深い短篇集です。
内容説明
よう、あいかわらず昭和してるね。街、店、人、そして心地よいひとセリフ。6つの都市の大人の時間を描いた傑作短編集。
著者等紹介
村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、中央公論社勤務を経て、作家デビュー。1982年に『時代屋の女房』で第八十七回直木賞を受賞、1997年に『鎌倉のおばさん』で第二十五回泉鏡花文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kaz
3
この世界観は格好良いと思う。ラクリマ・クリスティという名のワイン。イタリアを旅行した人は、必ず一度は呑んでいるという。てことは、私も呑んだということだな。2016/10/10
のりこ
0
淡々と進む短編集。どの作品も 登場人物の行動だけが描かれて、心の動く、深層は分からない。普通の人、私もその一人。考えたら、ほとんどの人が、こういう感じ。ただ、神戸の実在ジャズライブハウスの話は、私も地震を体験し、このお店にちょくちょく行っているので、身近な感じ。読む方も淡々とする本でした。2017/11/23
ライム
0
手に取ってみたら吉田夫妻のデザイン♪銘々の過去。哀愁あるストーリーが味わい深く渋みがある。登場する土地を知っていると、より楽しく読めるのだろうなぁ。 年を重ねてからもう一度読みたいと思った。2013/12/17
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