ワーキング・ホリデー

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163261201
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

初めまして、お父さん――親子の夏が始まった。
息子と過ごすために、ホストから「ハチさん便」ドライバへ。正義感の強い元ヤンキー父とおばちゃん臭い少年のハートフルな物語。

内容説明

元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!?血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物。

著者等紹介

坂木司[サカキツカサ]
1969年東京生まれ。2002年、「青空の卵」で覆面作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

255
イケメンだけど二流のホスト大和が、店を辞めさせられ宅配業に転職し、突然現れた息子の進と過ごすひと夏の物語。やりくり上手で料理上手のお母さんぽい進(小5)の所帯臭さがなんだか可愛い。雪夜さん、ナナちゃん、進が結託して、大和に突っ込む姿も微笑ましい。そして大和が務めていたホストクラブのママ?ジャスミンさんがびしっと発する言葉がいちいちかっこいい。進の気持ちが分からない大和に、じれったい思いをさせられながらも、ちょっとほろりとしながら一気に読み終わった。続編もあるみたいですね、読んでみようと思う。2012/02/27

くろり - しろくろりちよ

249
「初めまして、お父さん」元ヤンホスト・ヤマトのもとにやってきたのは初対面の子供で息子・進。十一歳の子供が突然表れて混乱するヤマトとしっかり者ででもやっぱり子供な進。ホストから「ハチさん便」への転職。コンビニではなく誰かの作った食事。ただいまと言える家。子供を心配する親と、親を思う子供の気持ち。周囲の力も借りて少しずつ親子になっていく物語。二人は周囲の力も借りて少しずつ、「親子」になっていく。夏休みは終わるけれど、また次は冬休みへ!続編『ウイター・ホリデー』にも期待。2013/04/17

ちはや@灯れ松明の火

241
『初めまして、お父さん』、昔バカやってた頃の自分からの時を越えたお中元は堅実で家事上手な小学生の息子。受取拒否なんざ男のすることじゃねぇってことで、元ヤン元ホスト現宅配便配送員の新米父親、勤労の夏始まり始まり。経済観念と食習慣のギャップを埋める手料理、親子の絆も友情も深めていくケンカと仲直り、そこにいなくても父子を強く結んでいるもう一人の家族。離れていた時間を埋めるには夏休みなんて短すぎて、涙にぬれた宿題が残されたまま。でも、まだ、これから。『じゃあ、またね』、冬にはお待ちかねのお歳暮がきっと届くから。 2012/05/17

ドナルド@灯れ松明の火

241
坂木さんの「和菓子のアン」が気に入り、ハチさん便の「ワーキング・ホリデー」。カバーのガムテ部分が盛り上がっていて驚いた。面白くて軽く読めるが、主人公がホストの世界から宅急便ドライバーの世界へと変わっても、同僚や進との親子関係や思いやり、ツッパリといった心の動きがうまく描かれている。ホームドラマにいいのではないかな。次は新井クリーニングの「切れない糸」に行くか、続編新作の「ウィンター・ホリデー」に行くか悩む。2012/02/05

myunclek

226
登場人物にに悪い人が居ない。坂木司の小説の特徴かな?身の丈にあった生活を精一杯過ごす。勘違いや素直になれない場面を乗り越え、突然の出逢いとなった父と子がお互いに成長していく姿にホロリとさせられる。親子三人で笑える日が待ち遠しいね。2014/05/05

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