内容説明
舞台女優と魅かれあう青年、少女に翻弄される謹厳な哲学教授らが織り成す愛の輪舞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃんこ
15
【図書館】 3つのお話があり、それぞれ独立した短編集かと思ったら… 最終章「夜の歩み」で、それまでの2つのお話が絡み合い、思ってもなかった方向へ進んだので、ちょっとびっくり。 全体的に、切ないお話。 芸術と恋愛に溺れる人、振り回される人。 振り回される人の悲哀がすごく切なく感じた。 そして、芸術と恋愛って、違うようで似ているのかも。 2017/07/18
ホレイシア
5
遺作です。ちょっと物足りない。やっぱり具合が悪い中で書くのは大変だったのでしょう。2008/08/03
rinakko
4
再読。所謂恋愛小説は好んで読まないが、この本の副題には皮肉が効いている。2025/03/28
さよならん
4
恋愛小説の楽しさはわからなかったけど、変態さが露呈していく様の気持ち悪さが楽しかったかな。犯罪者の孝の罪がそのまま放置されているのがモヤモヤする。書き下ろしするなら、孝と孝父と河合の関係を掘り下げたのが読みたかった。孝が妙子に「演技だからといって何をしてもいいのか」と責める度気分が悪くなる。君はそんなこといちいち責められる立場でないよ人殺しだよ?うーん、作者さん、美少年要素を入れなかったから筆が乗らなかったのかな?とか、勝手に思ったりした(笑)2014/02/08
砂糖海
3
題のように、話がまわる話です。2011/01/08