浅草色つき不良少年団

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163259406
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

戦前の歓楽境・浅草でおこる不可思議な事件の数々を快刀乱麻で解決―オール讀物推理小説新人賞受賞。

著者等紹介

祐光正[スケミツタダシ]
昭和34(1959)年、東京都生まれ。都立工芸高校デザイン科を卒業。CFプロダクション勤務を経て、久保田眞二名で漫画家として活躍。平成17(2005)年に「浅草色つき不良少年団」で第四十四回オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆき

7
★★★☆☆:関東大震災後の浅草を生きた孤児たちの周りで起こる事件を描いた短編集。大掛かりなトリックや趣向をこらした伏線もあるものの、どちらかというとそういうミステリー要素よりも、その当時の猥雑な町の様子だとか人々がエネルギッシュに生きている様子だとかが印象的だった。2014/10/03

藤月はな(灯れ松明の火)

6
戦前の猥雑だけど活気溢れる浅草を活躍にした不良少年団の面々にとても親近感が沸きました。昔話として語られるのでまるで神名火翁の話を主人公と共に聞いているように思えました。切なく、遣る瀬無い結末もありますが江戸川乱歩や川端康成などの作家たちも登場し、読んでいてとても楽しかったです。関東大震災の話である「二つの墓」にそのときのことを自分が覚えて語り継ぐことで自分に関わった人を弔うという神名火翁の思いに鼻がつーんとしました。続編が読みたいです><2010/03/21

めだか

6
浅草のカラード・ギャング(浅草が繁盛してた時代)の物語だが、回顧録風に描かれていい雰囲気で話が進む。2009/11/17

ハルト

5
△:読了 乱歩、岩田準一界隈の話や繋がりが良かった。2016/01/13

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

4
戦前の浅草に「浅草黄色団」「浅草紅色団」「浅草黒色団」という色の名前をつけた三つの不良少年団がありました。この話は黄色団の頭目だった神名火譲二の視点で、当時起こった5つの謎について語られます。主人公よりも脇役の紅色団の頭目・百合子がいい味です。★★★2009/09/11

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