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学園のパーシモン

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163252704
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

赤い手紙がうちの学園で流行っているんだ。届くと別世界へいけるというんだけど―。真衣・木綿子・恭・磯貝―三人の生徒とひとりの教師。彼らは、倦怠し、愛し合い、傷つけあう。

著者等紹介

井上荒野[イノウエアレノ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒。89年『わたしのヌレエフ』で第一回フェミナ賞を受賞しデビュー。2004年『潤一』(マガジンハウス)で第十一回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あまりりす

15
素敵なタイトルと装画に惹かれて手に取りました。先が気になってほぼ一気読みでしたが、結局なんだったの?と思うような、置き去りにされた感が…面白かったけど、何だか解らなかった、って意味がわからないですね、そんな感想です(_ _;)2016/10/04

こかち

13
途中までの不穏さは「六番目の小夜子」を思い出したが、後半の展開はよくわからなかった。全体として倦んだ雰囲気。2017/01/29

メイ&まー

13
一足先に自由を与えられた子供たちの園。カリスマ園長のためのハレルヤ、どうしてそこまで?まさか本当にお慕い申し上げているわけでは・・・どうやら得体のしれないおじいちゃん園長は彼らのモラトリアムの格好のシンボルであったようで、これからがさあ大変だね、泣いてもわめいてもすべて自分の問題。追悼の集会にぱっとお祝いの赤が散る。2014/08/22

ららぴぴ

10
読む前は恩田陸の「麦の海に沈む果実」のような話だと勝手に思っていたけど、読んだ後は結局何だったのかよくわからない話だった・・・。鬱屈する感情だけは伝わってきたけど、あとはさっぱり。パーシモンって結局何?2014/07/07

かもこ

5
はじめての井上荒野作品。カリスマ的学園長が重病で倒れたことに、影響を受けたような受けてないような生徒や教師の物語。それぞれの登場人物の考え方とか興味深いものもあったし、木綿子は好きなキャラクターだったけれど、どうもしっかり着地していない気がした。2010/08/22

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