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漂民ダンケッチの生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163244808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

文政7年(1824)、紀州に生まれ、船乗りとなった伝吉を待ち受ける波乱の人生。遭難、漂流、八丈島での暮らし、再びの遭難、漂流。アメリカ船に救助され、サンフランシスコ、上海、マカオで暮らし、安政6年(1859)、初代駐日英国総領事オールコックの通辞として帰国を果たすが、攘夷浪人の手にかかり非業の死を遂げる。幕末、過酷な運命に弄ばれる青年を、紀州に住む著者が熱い共感をもって描き出す。

著者等紹介

神坂次郎[コウサカジロウ]
昭和2年、和歌山市生まれ。文化庁の文化功労(芸術部門)文部大臣表彰。和歌山に関する著書も多く、現在も和歌山市内に在住。平成13年に文化庁長官表彰、平成14年に「南方熊楠賞」特別賞を受賞、平成15年に「長谷川伸賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

6
ペリー来航の十数年前。陸のコミュニティに馴染めぬ岩吉は、水夫となり海の配送マンに。趣味と実益を兼ねた天職と思われたが、嵐に勝てず流れ流れて八丈島。流刑の地ながらフリーダムな島での日々から、本土帰還。気を取り直して新たな出航→また漂流の末、アメリカ船に助けられ、欧米社会。ダンケッチの愛称を得て、再び日本帰還を目指す。 / 漂流の末、鎖国により帰還叶わず滞在先で言葉を覚えて、それなりに出世する日本人も少なくはなかった。 / 海上ですがるのはお伊勢さんと金比羅さん。すごいぞ金比羅大権現!(H27/238)2015/10/23

キミナリ

2
なかなか読みにくくはあったけど興味深いお話でありました。2015/09/02

とこまた

2
「漂流」とか「冒険」などといったテーマのものに弱くなっている。ヘタレぶりに関しては自信がある私にとってこのテーマは、覗いては見たいが自分ではまず踏み出すことがない世界の代表格。書物の世界で遊ぶに相応しいジャンルなのだ。面白かったし、わりと一気に読み終えはしたものの、何かが足りない。はて、なんだろう。2006/05/13

アンコ椿

1
どうにも中途半端な本だわい。2013/04/07

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