内容説明
エロ雑誌のレイアウトもスーパーのチラシもなんでもござれの弱小デザイン事務所・凹組クロニクル。キュートでコミカルなデザイナー青春小説。
著者等紹介
山本幸久[ヤマモトユキヒサ]
1966年東京生まれ。中央大学文学部卒業後、会社勤務を経て、編集プロダクション勤務。2003年「笑う招き猫」(「アカコとヒトミと」を改題)で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。ユーモアのある文章と魅力的な人物造型が、注目をあつめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
98
そっちの業界事情には疎いので、割と淡々と読み進めて気付いたら終わっていた。主人公は凪海と見せかけて実はきっと醐宮純子なんでしょう。2012/01/16
mike
85
社員3名の弱小事務所に勤める新米デザイナーの凪海は、冴えない日々を送っていた。そんなある日、老舗遊園地のリニューアルデザインコンペで、オリジナルキャラクターが採用される事になったのだが…山本さんの話は着地点に不安が無いので、ヘビーな読書の後にはもってこいだ。ものすごく感動するわけでも無いし、読んだらすぐに忘れてしまいそうなんだけど、本を閉じた時には読んで良かったなと感じられる。さて心が休まった所で次の本へと進みましょうか。2023/07/03
taiko
68
初めて読む山本幸久作品。 大当たりでした。 面白かった。 愛すべき個性的なキャラ、平凡だけど優しいキャラ、それぞれがみんな温かくて、最後は涙が出た。 読みやすく、どんどん読める。 あっという間に読了。 読後感もとても良く、しばらく余韻に浸りたい気分です。 いい本読みました。 この著者の別の本も読んでみようと思います。2015/01/31
えむ
68
デザイン事務所凹組の10年前の結成秘話、ならびに新生凹組物語。山本幸久先生2作目。1作目に「展覧会いまだ準備中」を読んだのですが、こちらを先に読むべきでした。1作目にはクロさんは確かに出てたな。もう一度「展覧会...」を読まないといけないかな。醐宮純子、大滝、黒川、浦原凪海。二人のフルネームが出てなかったような気がする。面白かった。5362013/07/15
ぽぽ♪
67
小さなデザイン会社の奮闘記的お仕事小説。先に寿フォーエバー読んでいたので、醍宮がこんなに可愛い人だとは思いませんでした。ナミも自分の殻から出て成長しましたし。カイシャデイズも良かったけど、私はこっちの方が好きです。デビゾーとオニノスケも世に出れて良かった!寿フォーエバー、もう一度凹組メンバー出てるシーン読み返したいです。2014/08/28