出版社内容情報
他の女に心変わりした男を恨んだ徳子姫は丑の刻参りの末に生成りの鬼になった!美しい総カラー絵物語。舞踊劇版の脚本も特別収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
101
ひさしぶりの陰陽師シリーズ。やっぱり面白い。例の「ゆこう」「ゆこう」のフレーズが出てくると、心が躍る。自分も晴明、博雅の二人と怪異が起こる現場に出かけたくなる。この物語では、嫉妬に狂い鬼へ変身した女が出てくる。恐ろしい存在だが、一人の男性を思いつめる彼女の心情が痛々しい。村上豊画伯の絵が多く収録されて、物語に花を添える。異形の姿となった女の絵はどきりするほど艶めかしく、愛しい。「わかっていても人は鬼になるのでございますよ」という女の言葉にこめられた限りない哀しみ。それをしっかりと受け止める博雅は真の漢だ。2018/02/12
ぐうぐう
19
『陰陽師』絵物語シリーズ第三弾は『付喪神ノ巻』に収録された「鉄輪」をチョイス。人が鬼になる物語だ。「鬼が人の心に棲むからこそ、人は歌を詠み、琵琶も弾き、笛も吹く。鬼がいなくなったら、およそ人の世は味けないものになってしまうだろうな」晴明が言うように、鬼を否定しない物語を汲み、村上豊が描く鬼は、どこかユーモラスで、どこか切ない。本書には「鉄輪」を元にした舞踏劇の台本も収録されている。(つづく)2026/05/08
とりこ
15
生成姫の絵本ver.😢何度読んでも切ない😭博雅が辛いじゃん❗2022/08/26
drago @キャンカー活動中
11
裏切った男に対する怨念で、鬼になろうとした徳子姫。村上豊の描く鬼が妖艶。 ☆☆☆★★ 2013/06/19
Kira
9
図書館本。陰陽師絵物語シリーズ。『付喪神ノ巻』所収の「鉄輪」に、村上豊氏が絵を描いたもの。生成りになってしまう徳子姫をこわいと思ったことはないのに、この絵物語に描かれた徳子は思わず声が出るほどこわかった。2021/10/21




