内容説明
秀吉の半島出兵による戦乱の中、両親をなくした朝鮮の少女「たあ」。しかしその後「たあ」の心の支えとなったのは日本の武将・三木輝景だった。輝景へのサラン(=愛)を抱きながら、「たあ」がたどる数奇な運命は―。愛と憎しみ、そして捨てられぬ「意地」を描いた荒山徹待望の作品集。
著者等紹介
荒山徹[アラヤマトオル]
1961年富山県生まれ。上智大学卒業後、新聞・出版社勤務を経て韓国に留学、朝鮮半島の歴史・文化を学ぶ。1999年「高麗秘帖」でデビュー、書評家諸氏の絶賛を浴びる
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