内容説明
故郷を忘れ、過去を消した。誰にも打ち明けなかった。かつての仕事仲間からも追放された。一人になった。そんなときに出会った。コロンビアから来た金髪の出稼ぎ売春婦、DD。わがままで、金に汚い。道ばたに十円でも落ちているとすぐに拾おうとする。気分屋で、アタマも悪い。どうしようもない。そんな女に、何故かおれは惹かれてゆく。引き摺られてゆく。大薮春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の三冠に輝く気鋭が放つクライム・ノヴェルの金字塔。
著者等紹介
垣根涼介[カキネリョウスケ]
1966年長崎県生まれ。筑波大学卒。的確な人間観察眼と、疾走感溢れるストーリーテリングをその持ち味とする。2000年『午前三時のルースター』で、第十七回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞し、デビュー。2004年、『ワイルド・ソウル』(幻冬舎)にて、第六回大薮春彦賞、第二十五回吉川英治文学新人賞、第五十七回日本推理作家協会賞の三冠に輝く。今もっとも注目される気鋭作家の一人である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
100
          
            分かりにくい人間関係だなぁと思って読んでたら、失敗した。シリーズ三作目だったのか。世界に入っていけないと思ったのも、それか。出てくる車が、バブルの頃なのかな。生き方とか含め、今の垣根涼介氏の作品しか読んでないために、なぜか読むこちらが小っ恥ずかしい。前二作を読んでから改めて戻ってきたい。とはいえ、決行の後を知ってしまったのだが…。2021/02/04
          
        Yuna Ioki☆
54
          
            1422-118-25 ヒートアイランドシリーズ第三弾。結局惚れた女には男は勝てませんってことか?(笑)どんどんハードさが少なくなってきてるのは気のせい?(笑)2016/05/10
          
        K
25
          
            ハードボイルドかと思いきや途中から男性陣がドンドン可愛くなっていく。シリーズ物だと読んだ後に知りました^^;2016/02/27
          
        みさどん
22
          
            真夜中に大きめの余震があって、それから目が冴え、一気読み。今回は、ラテン系の女性とのストレートな関係性を描く上で性描写が必要だったのでしょうが、多すぎるくらい。憎めない男の関根と純なアキを対比してあって、なるほどなという結末だった。アキの両親は普通に生活しているのだから、表の名前で結婚もありかなと思うのですが、ここまでやったら出来すぎハリウッド映画的になってしまいますかね。彼女との続きが読みたい。2016/05/01
          
        horihori【レビューがたまって追っつかない】
20
          
            「ヒートアイランド」「ギャングスター・レッスン」の続編。  3作で評価すると「ヒートアイランド」>「ギャングスター・レッスン」>>「サウダージ」  いいところは、体力&頭脳をフルに使った男の戦いを描いたところ。今回は女性との恋愛に浮ついて、精神的な弱さが露呈した感じ。それによって成長していくんだけど、女性との性描写にもげんなり。サブキャラのDDが一番納得できない。明らかに、オチが読めてしまう。肝心なオチはページ数は少ないし、呆気なく終了して読み応え薄。 前作でアキに修業させておいてこんなもん?2008/11/12
          
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