内容説明
五輪代表、聖地アテネへ!単身スペインに渡った無名の高校生リュウジ。今回はオリンピック代表に選出され、世界の強豪国を相手に戦う。本邦初の本格サッカー小説、シリーズ第三弾。
著者等紹介
野沢尚[ノザワヒサシ]
1960年、愛知県生まれ。日本大学芸術学部卒。83年、『V.マドンナ大戦争』の脚本により城戸賞準入賞。99年、テレビ脚本『結婚前夜』『眠れる森』で向田邦子賞受賞。シナリオライターとして映像界で活躍。小説家としては97年、『破線のマリス』で江戸川乱歩賞を受賞し本格デビュー。同年、『恋愛時代』で島清恋愛文学賞、2001年、『深紅』で吉川英治文学新人賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうたそ
9
★★★★☆ 高校生・志野リュウジが単身でスペインに渡り、スペインのサッカーチームで名を上げ、やがて日本代表としてオリンピックに活躍するまでを描く長編。王道サッカー小説とも言える内容で、ワクワクしながら読んだ。もちろん、サッカーに限らず、スペインに渡った先での国籍の違いによる差別、そこでの友情や恋愛もしっかりと盛り込まれ、リュウジという一人の青年の成長ストーリーとしてもよく出来ている。著者自身、優れた脚本家ということもあり、サッカーシーンはプレーが鮮明に脳内で再生されるかのよう。W杯編も読みたかったな。2024/10/28
ophiuchi
4
アテネオリンピックを舞台に龍時と監督の葛藤が描かれています。U17日本代表がブラジルに惜敗した日に読み終えて因縁めいたものを感じました。2011/07/04
chuji
2
オイラの蔵書。2004年7月初版。初出「別冊文藝春秋」250~252号。緊張感溢れる!五輪銀メダルの次は当然W杯?野沢さんは逝ってしまった。ryudjiを何処まで成長させたかったのだろうか?合掌!!2021/02/16
ゾロりん
2
今は亡き野沢さんの本。このシリーズが始まったころ、村上龍の「天使のゴール、悪魔のパス」があって、これに比べたら、と思っていたので、馬鹿にしてたんだけど。読んでみたら面白い。ちょっとウェットな感じとか、言いたいところはあるにはあるけど。龍時はまだ18だったのに、これで終ってしまうのは惜しかったと思う。 2009/07/15
にゃんす
2
懐かしのアテネオリンピック。準優勝しちゃってますよ・・・。続き読めないのが残念。2010/08/17
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