内容説明
女、三十代。独りの気ままさが好きだった。しかし突然、男から別れを告げられて―驚き、嘆き、怒り、自信喪失。なぜこんなに寄る辺のない気持ちになるのか。私は、何を失くしたのだろう。別離のあとの心模様全三篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
25
3つの短篇集。恋愛ものと思った…どの主人公の女性もなんかイタイよ。。まわりにこんな人いたら、やめなさいと説得したい。2018/07/03
星落秋風五丈原
6
女、三十代半ば。仕事もある。住む家もある。ひとりの気ままな暮らしが性にあっている。結婚にはこだわらず、男との関係も主導権を握るのは私のほう。そんな主人公が突然、男に別れを告げられ、意外な自分の弱さに直面します。嘆き、怒り、自信喪失、寄る辺なさ。こんなに取り乱すのは、男を愛していたからだろうか。それとも私は、ずっと淋しかったのか。女たちの別離後の心模様を描く三篇。2004/03/06
ジジ
4
いやー気持ち悪かった。読後のひとこと、「なんじゃそら」。主人公たちが怖すぎる。一人目、アル中の色情狂。二人目、コミュ障の我儘女。三人目、方向性の間違ったストーカー。そして全員打算的で小狡い。さらに男どもがヒドイ。話としては2作目が割りとラスト明るい感じでよかった、かな。にしても体質に合わないこと甚だしかったぜ。2012/05/12
おおちゃん@仮面舞踏会
3
本題よりも、二作目『男のいない男の部屋で』の題名に惹かれて読んでみた。 2010/09/14
ここ
2
短編が3作入っている。現実的な女性のお話。中でも印象にのこったのは「男のいない男の部屋で」2010/07/03