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雪ひらく

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163225005
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナキウサギ

38
 私は、男性を夫、旦那、主人と呼ぶことに抵抗がある。なぜだろう。なかなか馴染めない。何か欠けているんだきっと。添い遂げた 男性の記憶が自分のどこにしまいこまれているかは、、わからない。決して消すことはできない。苦かったことが削ぎ落とされて思い出す事もこれからあるだろう。「場所」や「雪ひらく」「仄暗い部屋」を読むとかけらみたいに過去の思いがキラキラしている。 だから小池さんの作品は手放せない。生きていこうと思う。2021/01/02

マツユキ

13
たまには恋愛物を。短編集です。四十代の女性が主人公で、不倫なんですが、離婚や、結婚を望んでいるわけじゃない。心や身体の繊細な触れ合いがあり、引き込まれました。非現実的で、澄んだ空気があり、好きですね。2024/01/30

mami

11
いやらしくない。だからなおのこと秘めた感情が伝わってくる。そんな大人の男と女を描いた短編集。かつての恋人の死を知る「場所」が特に印象深い。私が同じ立場になったらどうするのだろう。2016/12/08

更夜

6
女の中にある埋もれ火のような情念の世界を描く短篇集。小池真理子さんの文章だからこそ、中年になっても男が絶えないという女が上手く描けるのだと思う。決して官能小説ではなく、女小説。ただ、こんなに男に関わり合い続けるのは私はもう、いいや、という感じがする短篇もありました。恋しても穏やか、というのは達人のできることだと思いますよぅ。2015/04/08

まゆげ

5
6話の短編集。「場所」が一番好き。ってことは私も心の穴が開いてるのかなぁ…。2016/04/15

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