内容説明
十七歳の少年に妻を凌辱され、幼女とともに殺された男。警察官である夫の家庭内暴力に苦しみ、家を飛び出した女。仕事を探していた二人は、同じ職場で働くことになる。ある日、妻子を殺した少年の出所を知った男は復讐を決意。一方、女には夫の執拗な追跡の手が迫っていた。少年犯罪や家族のあり方を問う長編。
著者等紹介
佐々木譲[ササキジョウ]
1950年、北海道生まれ。広告代理店、自動車メーカー勤務などを経て、79年、『鉄騎兵、跳んだ』で第五十五回オール読物新人賞受賞。89年、『エトロフ発緊急電』で、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年、『武揚伝』で第二十一回新田次郎賞受賞。現在は北海道にて、馬二頭とともに暮らす
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tanta
4
光市母子殺害事件がモチーフとなっていて、少年犯罪、DV、警官の汚職、など現代社会の問題てんこ盛りのわりにあまり深く考えさせる内容ではなかったけれど、ドキドキ感があって読み物としてかなり楽しめました。ただ、真鍋さんのスッキリ仕方に「??」。そして「ユニット」という言葉の使われ方が最後までしっくりこず。2013/01/21
紫綺
3
まあまあ面白かった。2009/12/05
𝕌ℤ𝕌(うず)
2
土日で読了。読み出したら止まらない。バラバラだった登場人物が一カ所に集結したどうかるのか…解決するのか、悲劇が起こるのか、想像してながら読み進めてゆくと…。2014/11/30
mitsuru1
2
前半結構ワクワク読んだので、後半はややがっかり。話としては纏まってるんだけど、こういうのは東野さんに任せた方が、道警物シリーズがやはり好き。スピンアウトなんだろうけど、アウトしすぎかな。2014/07/05
pin
2
冒頭、あまりに現実に起きた事件を想起させる場面に、読むのをためらわれました。途中の気持ち悪さにラストが気になり、確認してから読みました。こんなこと滅多ないんですが。読み終わってみたらちょっとできすぎのラストが物足りなく感じてる自分がいて、まいりました。2010/03/23
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