内容説明
十七歳の少年に妻を凌辱され、幼女とともに殺された男。警察官である夫の家庭内暴力に苦しみ、家を飛び出した女。仕事を探していた二人は、同じ職場で働くことになる。ある日、妻子を殺した少年の出所を知った男は復讐を決意。一方、女には夫の執拗な追跡の手が迫っていた。少年犯罪や家族のあり方を問う長編。
著者等紹介
佐々木譲[ササキジョウ]
1950年、北海道生まれ。広告代理店、自動車メーカー勤務などを経て、79年、『鉄騎兵、跳んだ』で第五十五回オール読物新人賞受賞。89年、『エトロフ発緊急電』で、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年、『武揚伝』で第二十一回新田次郎賞受賞。現在は北海道にて、馬二頭とともに暮らす
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