内容説明
「あたし、金魚。覚えといて」日本一のゲイバーといわれる銀座の店を逃げ出し、池袋にやってきた「金魚」こと徹。迷宮のような街でさまざまな人間と出会うなか、徹は自分が本当にしてみたいことに気付いた―。性の目覚めを鮮烈に描き好評を博した『うさぎのダンス』の続篇、待望の刊行。
著者等紹介
小村小芥子[コムラコケシ]
昭和13年、滋賀県大津市生まれ。銀座「おひろ」をふり出しに、新橋、銀座「やなぎ」で修業、青山「こけし」で独立、現在、四谷「こけし」を営業中。こけし名義で『横着女とたわけた野郎で日本満開』(草思社)がある
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- 三年坂 火の夢 講談社文庫