内容説明
恐怖と官能の傑作短篇集。
感想・レビュー
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星落秋風五丈原
14
トラウマ、秘密、罪悪感。死をひきよせる女たちの心に巣食う罪の花。作家・高樹のぶ子の新境地を示す美しくも凄惨な連作小説。「灰色の夢」典子は、母の死体を天井から下ろし、火をかける。母育代は惚けが始まっており、孫に典子が父の子ではない、と告げた事があった。典子がその事を育代に告げると、育代が自分の処置を頼む2003/05/29
うつぼん
0
<図書館>2014/05/20
李那
0
『落ちたトマト』が一番心に残った。 恋人への別れの手紙の独白だけど、それが段々哀しい秘密の告白、さらにはこれから犯す罪の暴露へ。 2011/08/10