内容説明
神出鬼没、奴は何物だ?関八州、悪事の起こらぬ日はない。希代の怪盗の二代目を名乗る男を追いかける十兵衛に降りかかる難題の数々。いよいよ冴え渡るシリーズ第三弾。
著者等紹介
佐藤雅美[サトウマサヨシ]
昭和16年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。処女作『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞を、平成5年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する
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感想・レビュー
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ちゃこ
4
八州廻り桑山十兵衛シリーズ第3弾。[収録作品はコメント欄] 本作では八州廻りがおかれて約20年、取締方法の抜本改革である組合村の組織作りのため、そして二代目日本左衛門の一味を捕えるため、十兵衛が奔走することになる。 やはり面白い!前作同様、十兵衛の心の声に思わず笑ってしまった。各地や幕府制度の説明やマメ知識も豊富で読んでいて楽しい。先の読めない展開が心地好い緊張感を生んでいて、ページを繰る手が止まらなくなる一冊。2014/01/24
かんこ
2
鬼平と金さんの話もちょっと出たりして嬉しい( 〃▽〃)問題のあることは闇に葬り去られることもあるのよね、仕方のないことなんだろう。2010/11/24