猫にマタタビの旅

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163200804
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

猫の似顔絵描きを生業とする銀太郎、貧乏神売りの丹三郎、そして日がな一日饂飩を打って過ごす謎の老人源蔵。お馴染みの三人がお江戸南八丁堀の「金時長屋」を飛び出して繰り広げる珍道中。行く先々で一行を待ち受けるのは、猫もびっくりの魑魅魍魎、鬼がでるか蛇がでるか。大好評「猫の似づら絵師」シリーズ、待望の第二弾。

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。1973年より東京都杉並区高円寺で古書店「芳雅堂」を営むかたわら文筆活動に入る。92年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を、93年、『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞。日本語の持ち味をフルに生かした文体で、庶民の暮らし、心を伝える書き手として、最も注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

36
源蔵さんの正体が明かされていて驚きました。 この後のシリーズで初めて明かされたように書かれていたのに、不思議です。 きのさんも猫嫌いとなっていたのに、ここでは飼い猫の為に男の人と別れているし。 このシリーズ一体化されていないので混乱します。 細かい事を気にしないで読めば、皆良い人ばかりで、おっちょこちょい。 宵越しの銭は持たない江戸っ子ばかりで、ホンワカとしていて楽しめます。2015/05/09

としえ

19
表装と「猫~」の題名に惹かれて手にとった本。図書館で本を探して、こういう一目惚れ的な借り方をすることがままあるが、やっぱりあらすじくらいは調べてからにしようと思った。シリーズものだし。まあ前作を知らなくても問題ないといえばないのだが、やっぱりシリーズものだと最初から読みたい。もう人物像が確定しているからか、細かい描写がないので、今作から読むといまいち浮かんでこない。読んだ感想は、うーん…思ったほど猫が出てこないし活躍しない…一番活躍しているのは謎の多い源蔵だし…といったところ。さらっと読むにはいいのかも。2016/10/17

松風

17
猫の似づら絵師シリーズ。シュール度は他二作より控えめ。でもやっぱり面白い。うどんを求めて高崎、伊香保へ。うどん好き源さんの正体が明らかに。2014/02/18

こおり

9
猫絵師(2) 源蔵爺さんの正体は、前作から匂わされていたあのお方のようだな。今作は、源蔵爺さんの出稼ぎに銀太郎と丹三郎が付き合って共に旅をするお話しだ。源蔵爺さん、絵の天才なだけでなく、度胸の良さも、腕っぷしも、さらには気前の良さまで揃いまくってやたらとカッコよくなっちゃったわね。それに引き替え若い二人はパッとせず…銀太郎くん、その子と所帯を持つのか?それでいいのか!?2015/05/19

めにい

3
人情モノの分類なのだろうが、ちょっとゆるいなあ。2015/06/05

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