内容説明
夏姫はついに天上のひととなる。しかし、その心の裡には底しれぬ深淵があった。平成3年、直木賞受賞作の改訂版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
3
男たちが色々なことを考えているのに対して、傾国の美女、夏姫がなにを考えていたのか分からないが、笑いを取り戻してハッピーエンドかな。『---笑うと、この人は善女になる(上p241)』『夏姫の笑貌をみた巫臣の目が・・・夏姫のなかに別の女がいるとおもった。(下p237)』『自分が心から笑ったのは、いつのことであろう。いま、なぜ、こんなに素直に笑えるのだろう。(下p238)』、『・・・夏姫は、・・・、娯しくてたまらないという笑みを、満面にひろげながら、・・・(下p273)』2016/02/14
張
2
巫臣と夏姫がいつ出会うかとはらはらしながら、読んでいた。ふと、まだ、夏姫が他の人と結婚することを思い出したら、『この残りのページ数で???』……楽しみにしていた、巫臣の楚を亡命した後の部分が「すくなっ!!」2015/06/25
多分、器用です
1
ところどころに入れられる漢字挿話は勉強になる。でも、この話は主人公はほんとうに夏姫でいいの?2012/04/03
雲國斎
0
直木賞受賞作だけのことはあったと思います。やっぱちょっと難しかったわ!2009/08/29
ataka
0
楚王壮の覇者としての姿を描いているともいえる良作「武とは、暴を禁じ、戦を止め、大を保ち、功を定め、民を安んじ、衆を和し、財を豊かにするためのものである」p.2122011/02/25
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