内容説明
満たされることのない欲望に身をこがし、性愛遊戯の餌食となった男と女。官能にうちふるえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
20
18世紀のフランス運命のあの日。 ヴェルサイユ宮殿の門を開けた貴族出身の女性のところに、 祭典の女神になってもらえないかと新政府の人間が訪ねてくる。彼女は断わり自分がなぜあの時門を開けるに至ったか語り始める。フランスはルイ16世の頃。革命に向けて動き出す民衆をよそに貴族達は乱れた恋愛ゲームに夢中。そんな貴族の一人オディール・アランクールは「あと一つ年を取れば女性ではなくなる」と言われていた29才になっており行き詰まりを感じていた。どことなく映画「危険な関係」を思わせる筋書の表題作他「夜食(スペ)」を収録。2000/12/18
井戸端アンジェリか
9
フランス革命前後の貴族女性たちの性愛話。御乱交がすぎて官能にうち振るえるどころか滑稽。 60代処女のちょっとした「夜食」を見せられても萎えるだけでございます。゛すべての罪悪は女ゆえである゛ はぁ。2014/08/18
栄吉
2
★☆☆☆☆ [図書館]フランス革命頃のお話し、爛れた貴族達。そりゃあ暴動も起こるわ。2018/06/15
サリド
0
★★★2014/01/21
alison
0
企みやら貴族同士の会話やらが面白くて笑ってしまう。欲望に忠実すぎてすごい時代だな。2023/12/27