内容説明
終戦後、「勝ち組」「負け組」の抗争に揺れるブラジルで起きた移民一家心中事件。その家に、御真影と共に飾られていた謎の写真。時は流れ1988年、ブラジル社会を震撼させる死神部隊と呼ばれる私刑組織があった。日本、そしてブラジルで別々に起きた殺人事件。2つの死体は旧円紙幣を握りしめていた。壮大なスケールで戦後移民史の闇に迫る、堂々のデビュー作。戦後移民史の闇を暴く超弩級サスペンス。
著者等紹介
麻野涼[アサノリョウ]
埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。現在フリーライター。ブラジルを中心とする。日系人移民史・現代史をライフワークとする
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