内容説明
このままでは終わらない―。プロとして、男として、父として、最後の一打(ショット)に賭ける。亡妻の祈りを胸に46歳の初勝利に挑むレッスンプロ、捨てた息子のパットを木陰で見守るかつてのスター選手、死の賭けゴルフを受けて立つ老ゴルファー…。栄光と挫折を背負ったゴルファー10人、ぎりぎりの瀬戸際に立つ男たちを描ききった、感動の短編小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
43
ラストが全てハッピーエンドなおとぎ話集。おかげで、安心して読み進めることができました。「パッティングは勘と情緒、他人の痛みが感じられないものに、情緒は生まれない」。う〜ん!相変わらずの、120%男性目線な高橋三千綱節が冴えますが、ゴルフしない人には、理解不能かもしれません2014/11/24
よし
1
ゴルファーを主人公にした短編集。一流とは言えない者たちのゴルフにかける執念と意地と恐れが見事に描かれていた。「死力の果てに」が特によかった。父の苦悩の半生を知り、何とか「仇」をとろうとした息子の試合に痺れた。2022/05/20
Yukihiro Fujii
1
ゴルフをやっている者にとって理解できるドラマチックな話ですね2013/01/29
mike
0
「人が死ななそうだから」と相方が選んだ図書館本。 確かにみんなハッピーエンドで終わっているのですが。うーむ。 お話的に感動する話なのでしょうが、最後を主人公が泣くという直接的な表現であっさり終わってしまうので残念。2016/05/06
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