出版社内容情報
巻きこまれ型のフリーター探偵の私・葉村晶に悪戯手紙の犯人探しを依頼してきた友人が突然自殺?どんでん返しが鮮かな連作短篇集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
121
          
            読む気は死んだ・・・短編三編読んで挫折。陰気くさくてタルいんだもん。2016/09/24
          
        ゆきち
63
          
            葉村晶シリーズ2作目。前回の『プレゼント』より緊迫感や臨場感に溢れていてとても面白かった。短編より長編が好きなわたしだが、若竹さんの作品は短編がとても面白い。ここぞというところで絶妙な言葉を使って終わる。ゾワッとした何かが心に引っかかるようなその感覚を味わえるのが面白い。最後の『都合のいい地獄』は、特にハラハラドキドキさせられて面白かった。葉村晶のキャラを最大限に使う内容は、読み終わった後も余韻に縛らせる。短い文章のなかにこれほどまでにミステリーを詰め込めるとは本当にすごい!次は長編だ!さらに楽しみたい。2022/05/19
          
        山田太郎
60
          
            最新作から遡ってるからかなんかいまいち違和感があるというか。自分の読解力に問題があるのかいまいちわかんないところがあった。最後もなんかわかったようなわからんような。本格一辺倒というわけでもないのね。2016/11/22
          
        オーウェン
59
          
            短編ではあるが連作になっている葉村晶シリーズ第2弾。 この作品から探偵業にシフトする葉村。 事務所の面々も登場し、過去の姉とのいざこざも抱えたまま事件へ。 繋がりがあるためなのか、葉村の不運なのか。 後半に行くにつれよりダークな仕上がりに。 特にアヴェ・マリアの件は驚くし、敢えて葉村と違う探偵を主役に持ってきたのもそのためかと。 他の話も推理のキレだったり、悪意が満載だったり。 ラストの話はそういうオチなのかと驚く。 切れ味抜群のセリフも含めて堪能しました。2022/02/10
          
        星落秋風五丈原
56
          
            葉村晶シリーズ第2弾。契約探偵として長谷川事務所に雇われている。「濃紺の悪魔」「詩人の死」「たぶん、暑かったから」「鉄格子の女」「アヴェ・マリア」「依頼人は死んだ」「女探偵の夏休み」「わたしの調査に手加減はない」「都合のいい地獄」収録。「詩人の死」では晶の友人・みのりの恋人が車の事故で死に、その真相を探るよう依頼される。みのりが毎年訪れるペンションで起こった失踪事件を解決する「女探偵の夏休み」は途中まで晶が謎を解いているのかと思った。「濃紺の悪魔」「都合のいい地獄」では晶の前に共通の敵が現れる。2011/04/17
          
        


 
               
               
              


