出版社内容情報
体外受精で生まれた温は、出生の秘密を自らの手で明かそうと決意するのだが……。近未来を舞台に、血脈を越えた人間の絆を描く傑作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃんみー
39
とーっても不思議なお話でした。男が女で、女が男で、男と男が口づけしておばさんと甥が口づけして、生殖がどうのこうのと、私には全然理解できずじまいでした。タイトルから勝手に恩田陸さんの『真夜中のピクニック』でしたっけ?あんなのを想像してただけにね。2014/06/28
Alice@JazzCafé
8
表紙の写真が印象的。無機質で寂寞としたイメージだが、広々とした大地にそびえ立つ風力発電用風車の力強さとギラギラした夏のイメージが重なる。小説中の湾岸地帯の風景も、太陽のじりじりと照りつける夏の空気も、近未来の街の不思議な世界観を醸し出す。温(ハル)や辰(トキ)が自分の存在意義や他人との絆を求めて傷つき思い悩む姿に切なくなるが、最後の辰の言葉に希望の光が見えて心温まった。2010/04/18
紫陽花
7
染色体の話がでてくると途端に頭に疑問符が浮かぶ…。でも何度か読めばちゃんと理解できそう。身体が思考がちゃんとあっても、きっと愛情がなければ人間は生きていけないんだと思う。温が人の手に抱かれてちゃんと愛情を感じることができる日がくればいいな。とにかく幸せになってほしい…。温と辰の関係が好きです。2014/07/17
藤月はな(灯れ松明の火)
6
生物的かつ科学的な話で今まで作者の作品中でふわふわして爽やかな話しか読んでいなかったのでちょっと驚きました。サマーキャンプの意味が分かった時、混乱してしまいました。2009/08/26
ムーミンママ
4
《積ん読本》不思議な作品。性別とは?染色体とは?頭の中が???だらけ汗 理解するのは難しい。(個人的にΩバースな世界だと思って読んだ) 温は この先どうなるんだろう。。2021/09/11
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