金輪際

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金輪際

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163187907
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人生にトゲのように突き刺さり、今なお私を狂わせる記憶の数々。人間の生の無限の底に蠢く黒い情念を描き慄然とさせる七つの短篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんらんしゃ🎡

50
居心地の良い本ではない。なんでこれを読もうと思ったんだろ。映画『赤目四十八瀧…』の部屋で肉に串刺すシーンが強烈だったが、そのよどんだ空気そのままのイメージだ。気力を奪われる。疲れた。2017/06/02

G三世

6
短編集。車谷長吉作品の魅力に社会的強者が作り出す集団の抑圧と、抑圧される子供の描写がある。この二つが合わさるといじめの描写になる。私小説は事実をもとにしたフィクションなのでたぶんに誇張もあり、「変」の芥川賞の受賞を逃して丑の刻参りをするシーンは滑稽だが、「静かな家」や「金輪際」で描かれる家族の抑圧から学校でのいじめへの展開は生々しい。態度で環境を打開しようにも一歩を踏み出すことに躊躇を覚えてしまった子供の心理には目を見張る。2019/04/29

Osamu TAKAHASHI

2
「児玉まで」と「ある平凡」を再読。「児玉まで」はついに児玉にはたどり着かない話であったということに気づいた。なんの縁もない男女が宛のない旅に出る筋書きはのちの「赤目四十八瀧心中未遂」に結実する車谷長吉の真骨頂か。2019/08/30

60代でも思春期

2
主人公の心の弱さや自尊心をそのまま素直に吐露するような私小説の短編集。何かしら読んでいて作者と波長が会うのを感じる。静かな家、金輪際、白黒忌、花椿、ある平凡、児玉まで、変。とりわけ児玉までは婚約者のいる女性と深い仲になり、その婚約者と対峙しながらも最後は自ら席を立ってしまうのが切なかった。2016/11/02

山口 草至

1
「明治の内閣総理大臣樞密院議長陸軍大将元帥従一位公爵山縣有朋関係の資料を読んでいた。この世の悪を極めた男である。」面白い。余計な飾りと思われるところもあったが、恐ろしさと気持ち悪さがとにかく凄いので、気にする間にも作家の業に絡め取られ、読まされてしまう。2016/02/15

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