東京独立共和国

東京独立共和国

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163187204
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東京共和国独立に対し、日本国は断固阻止を図る。共和国承認の動きは東京の核疑惑で暗礁へ。沖縄へ独立連携の秘策を東京は練る……

内容説明

8月15日、東京は独立を宣言した。国家予算は中国を上回る10兆円。日本国政府と東京共和国の熾烈な戦いが始まった。渦巻く陰謀と各県の思惑。浮上する「東京核疑惑」。暗躍する秘密工作員…。東京からは税で奪い還元せず、全国画一の制度を強いて地方自治を殺す現代日本の問題を根底から抉る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

14
『謀略海峡』が面白かったので遡って水木さんの旧作を読んでみた。東京が独立を宣言し他の自治体と共闘して逆維新に動くというお話。『謀略~』と比べるとかなり物足りない。何より主人公始め登場人物が俗っぽく嫌な奴だし政策もビジョンもない「独立」というのが後味が悪い。この作品で唯一瞠目したのは、1999年出版の作品なのに、物語の舞台設定として“寄合所帯の野党第一党が政権交代を果たすものの迷走に次ぐ迷走で国際社会での信用をなくし国力が低下。短期で元与党が政権を奪取した日本で自治体首長の発言力が高まる”というところだけ。2013/02/28

ことぶき あきら

1
東京が日本から独立する話です。東京核保有疑惑とか、ぶっ飛んだ内容で面白いです。

ハンギ

1
日本経済新聞社出身の著者が構想した、東京が共和国として日本から独立をするという小説です。途中の主人公が日本政府に追いかけられるところはちょっとB級のハリウッド映画みたいだし、沖縄が琉球の旧宗主を知事にしている話もおかしい。それと天皇についても一行で済ませており、難しい問題は先送りにしたと思う。そういうところもあるが、下町の描写や三多摩が昔は神奈川県だったというトリビアは面白かった。もうちょっと絞った内容にしてくれると◯。最後は大部分の都道府県が共和国となり日本から独立するところには溜飲が下がった。2011/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13349
  • ご注意事項