出版社内容情報
伊勢屋忠兵衛からの度重なる申し出に心揺れるお文。一方、伊三次は頻発する幼女殺しに忙殺され、二人の心の隙間は広がってゆく……
内容説明
廻り髪結いの伊三次と深川芸者お文の恋の道行きも波瀾に満ちて―人気捕物帖シリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらちゃん
60
心配しちゃうよ。伊佐次は捕まるは文吉姐さんとは行き違うは…。不破の旦那にはがっかり。伊佐次はガツンと言ってやったけど、また元に戻るんだろうな。おみつも無事で良かった。いろいろあったけど先の見える終わり方。次巻に楽しみが増えた。2018/06/02
万葉語り
41
髪結い伊三次捕物余話2作目。図書館に幻の声がなかった。なので2作目から再読開始。伊三次とお文が仲違いし、さらに不破様の小者もやめてしまいそうになってハラハラした。伊三次がまだ若い。2016-102016/01/08
さなごん
32
伊三次とお文の行く末が気になって。いなみさん、よかった。おみつと弥八よかった。2015/12/01
星群
17
髪結い伊三次捕物余話第2弾。仕事の忙しさや、ちょっとしたことから、すれ違ってしまった伊佐次とお文。お金か、愛か…。貧乏でも、好きな人が傍で笑っていてくれたら、何だって乗り越えていける、伊三次とお文を見てたらそんな気持ちになった。『菜の花の戦ぐ岸辺』と『摩利支天横丁の月』がお気に入り。2012/04/18
コージー
15
一冊目でもういいかな、と思ったのだが、とりあえず読んでみた。伊三次にも文吉にも動きがあり、すっかりのめり込んでしまった。いいねえ、二人の関係。さて、伊三次は小者に戻るのか?早速次にいきます。2016/09/15