出版社内容情報
こんな銀行のために彼は死んだのか。不正は先送りされ、闇に膨らむ巨額の損失。ついにきたビックバン=破滅の日々に私が開示する
内容説明
「あんな銀行なんか潰れればいい」あの人にかわって私が復讐する!ビッグバンで開示される、組織の傷、日本の傷。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
28
これまた すんごい小説。2021/08/06
星落秋風五丈原
17
モーリス・トンプソン証券会社のトップセールスで取締役の有吉州波は、栄転で日本に帰国する。ファースト・アメリカ銀行東京支店の芹沢裕弥は、かつての親友明石哲彦のNYでの自殺を知り呆然とする。NYにいた時に数回彼からのメッセージを受け取っていたにもかかわらず返事をしなかった。哲彦の妻慶子に思いを寄せていた芹沢は葬式での彼女の取り乱し様に呆然とする。芹沢は明石と知り合いだった州波を東京で見かけて興味を持つ。2002/05/10
はろ
0
最初読み終えられるか、不安でした。共感がしにくい女性でしたが、途中から読みやすくなりました。タイトルにすべてあり、痛々しい話でした。2015/05/21
1719
0
A-2014/05/31
ぶぅ
0
幸田さんの本は初めて読みましたが、面白かったです。最後がちょっと悲しいな~と思います。他の話も読んでみたいです。2012/04/16