出版社内容情報
二十年前におこした医療ミス。その事件の関係者が次々と謎の死をとげる。そして一通の脅迫状が。過去の悪夢が、現実となって蘇る
内容説明
二十年前の忌まわしい事件が彼らの運命を翻弄する―。現役の医師が、人間の心に潜む闇を描く衝撃の医学ミステリー。第15回サントリーミステリー大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペトロトキシン
5
物語の序盤で、主人公達の秘密について勿体つけていたので、どんな秘密かと思ったが、その秘密があまりにも予想の範囲内だったので拍子抜けした。だが、医療関係者が悪意を持って薬品を使用すると、完全犯罪も不可能じゃない事を知ると恐ろしくなった。女心が解っていない主人公は、結局破滅する運命だった…2010/11/16
mina
0
ひとつのミスを隠した代償は大きい。 何人の人生が犠牲になったのだろう。 ミスは隠そうとすればするほど傷口は広がり、時間が経てば経つほど取り返しがつかなくなる。 解りきったことだが、当事者になると「なかったことにできる」と錯覚してしまうのか。 2014/08/24
Ranko Taguchi
0
1002004/01/01
ねこまんま
0
可もなく不可もなくでした。 決しておもしろくないわけではありません。 最後まであっという間に読み切りました。 が・・・ これと言って目新しいところがないのです。 もちろん、あら、びっくり!って驚かせてくれるところはちゃんとあるんですが、何というか・・・・ ミステリーの王道をきちんとなぞっているって言うような。 医療ミステリー基本編、みたいな。 もっと大胆な展開だったらよかったのにな。 2012/11/08
tonsuke
0
カイルアビーチで最後のクライマックスを一気に読みました。完全犯罪はできる。医療の怖さを知りました。2012/02/20