青嵐の馬

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青嵐の馬

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163175409
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

家康の甥として育ち長じて名門後北条家最後の当主となった保科久太郎の生涯の秘密とは? 表題作など注目の俊英の力作時代中篇集

内容説明

収録作品。織田信長の弟・勘十郎信行の奥向きに仕える勝子は、嫉妬に狂った無頼漢にいいなずけを惨殺された。清洲から京、美濃へと続く仇討行の顛末は。(「白日の鹿」)。武蔵国・忍城主・成田氏長の美貌の娘・甲斐姫は、上泉信綱直伝の剣技と兵法で豊臣秀吉の大軍勢に一矢報いるべく、勇躍立ち上がった。(「紅蓮の狼」)。家康の甥・保科久太郎は奔放不羈の悪たれ坊主。だが、長じて名門・後北条家を継いだこの快男児の生涯に影を落とした出生の秘密とは。(「青嵐の馬」)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんふぁ

1
短編三話。一話、二話は勇ましい女性譚。忍城の甲斐姫、ちょいと史実とは違うかもだけど、これもアリですね。2015/01/16

星落秋風五丈原

1
このタイトルの「色+動物」というのは意図的でしょう。 「白日の鹿」は、織田信長の母、土田御前にスカウトされて 近衛家から織田信行(信長弟)に仕える女武者、勝子の恋の 物語。この勝子が義輝の武芸指南に教えを受けたという設定に なっている。鹿とは、勝子の立ち居振るまいを比喩として言っています。「紅蓮の狼」には風間小太郎が登場。主人公は太田道潅のひ孫、太田三楽斎の 孫であり、また武蔵の国、忍城城主成田氏長の長女、甲斐姫のたどる数奇な 運命。2004/05/14

としえ

1
短編3話だからすぐに読めるかと思いきや、意外と時間がかかってしまった。祝言を間近に控えた夫を殺され敵討ちを決意する勝子、忍城の甲斐姫、家康の甥の久太郎、どの話も面白かった。忍城は『のぼうの城』のイメージがあったが、こちらは甲斐姫に焦点を合わせており、甲斐姫の成長していく様が気持ちよかった。2011/12/14

KシタTペイ

1
http://blogs.yahoo.co.jp/docomo3850/26524959.html?type=folderlist2011/10/08

0
主人公は列婦勝子・忍城の甲斐姫・北条久太郎氏重の短編3種。甲斐姫の話が好き。秀吉キライなのに、この秀吉は可愛げがあって有りだと思ったのがちょっと悔しい。2010/07/31

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