出版社内容情報
バツイチの中年優男。眼医者にして歌人の著者が、過ぎし日々と飼い猫にゃん吉への愛を諧謔に託し詠った異色歌集。山本夏彦氏絶賛
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
19
★★★★ 山猫さんお薦めの寒川猫持の短歌集。サラダ記念日っぽいカジュアルな歌で読み易い。にゃん吉の歌が良いのは当然として、時事ネタ?が詠み込まれているので懐かしかったり、くすっとできたりして楽しかった。2025/02/04
ごんちゃん
9
本棚整理で出てきた歌集を四半世紀ぶりに再読す。昔はにゃん吉くんの歌が気に入っていたが、今読むとバツイチの中年男が奥さんへの未練たらったらな歌が、可笑しく哀れで味わい深く感じる。私も歳を重ねたんだな〜〜〜 「芋だよと言えば寝てても飛んでくる別にいいけど猫だよキミは」「こんなにもボクをくすぐる形ありどこからみても猫であること」 1番好きなのはコレ→「あなたには犬かもしれぬわたしには猫の形に神垂迹す」2022/11/21
貧家ピー
5
バツイチ 中年・眼科医の短歌集。昔に読んだことがあったかな。猫やテレビ番組、元妻を思い出したりまったり。 2022/02/12
くっきー
2
著者は眼科医で、歌を読んでると奥様とは別れてるのかな?で、猫と金魚と暮らしているようすが、クスッとさせる歌で表現されている。2011/12/19
もん
1
好き。奥さんに出ていかれた眼科医の先生が、一緒に暮らす猫との日々を短歌で描く。浮かび上がる映像にぷっと笑いながらただよう寂しさ、物悲しさに胸をつかれる。