前世の記憶

前世の記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163160900
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

幻想小説の新地平を拓いた「緋い記憶」から三年。あの甘美な恐怖が甦る。催眠療法で生前の記憶を甦らせた男を描く表題作など八篇

内容説明

イッタイコレハ、誰ノ記憶ナンダ…。催眠療法で見知らぬ少年の記憶を取り戻した男。表題作など八篇。直木賞受賞の記憶シリーズ第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶっくlover

6
短編集です。結局、怨念をはらす的な感じの話が多くてビミョー 2019/09/15

KJ

5
怨念が呼び覚ます奇妙な前世の記憶。死して尚誰かに訴えたい強き想い。音楽に刻まれた記憶。当時の曲を聴く事で忘却した過去が甦る。古傷に刻まれた記憶。父の非情と母の愛情。両親の実像が覆る。挑んで砕けた夢は忘れる事が出来る。挑まず諦めた夢は永遠に責め続ける。幸福で美しい記憶に潜む暗い真実。事実を美化せざるを得ない秘密が隠れる。真実を隠蔽しても父親の罪を背負う。凍った記憶の裏に子供の覚悟が宿る。過去と向き合う事は辛い。歳を取る事は経験が作用する。新たな記憶を蓄積出来ない植物状態は若さを保てる反面で死ぬよりも哀れだ。2024/12/15

teddy11015544

4
引き続き読了。こっちのほうが技巧性が強いだけに完成度が高いな。でも鮮烈さは前作が上なのかな。まあそんなものだろうが、全作品にわたって盛岡と岩手の影も強く、記憶を引きずられて面白かった。2015/01/04

atlantis12

2
セールで安かったので、短編集だし寝る前にパラパラ読むにはいいかなと思ってなんとなく買ってしまいました。 高橋克彦、懐かしい〜。『写楽殺人事件』とか昔読んだような… 記憶に関する短編が8編。どれもちょっと皮肉な結末。タイトルの「前世の記憶」がおもしろかった。 今となってはどれも大したことない話かもしれないけど、20年前に発行された本なんですね。2019/03/24

kanki

1
短編集。自分にも覚えていない恐ろしい記憶があるのだろうか…怖い!2020/01/26

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