出版社内容情報
風来坊だった祖父の足跡を追ってやって来たパリで青年が見たものは、様々な人たちの生き方であり、祖父と父の秘められた過去だった
内容説明
舞台はパリ―放蕩生活を送った祖父の足跡を追って、僕はここにやって来た。そこで僕が見たものは、一途に生きるひとびとの姿、そして、祖父と父、それぞれに秘められた過去だった。推理作家協会賞受賞作家・注目の最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
25
【県図書4】先日読了した『冒険の森へ』16巻に収録されていた「剣士たちのパリ祭」を含む連作短編集。巴里ではないし70年代でもないが私にも一年だけのつもりで日本を出たまま7年もの間、異国暮らしを続けたことがある。大学付属機関で言葉を習ったり日本語を教えたりもしたが今となっては寧ろ無為に過ごした日々が懐かしい。旅に出ても目的地より雨宿りの軒先や場末のうらぶれたカフェが記憶に残る。パリに遊んだ日々もあるので1話1話の内容よりも薄汚れたパリ下町のちょっとした描写が郷愁へと誘う。万年筆が文字通り万年筆であった時代。2015/10/29
4fdo4
3
1930年代や70年代頃のパリとは どのような街だったのか もっともっと知りたいと思った。 至極の逸品2008/04/23
wasabi
1
プロレスラー、医者、左官、刑事、議員秘書そして画家。巴里での彼らとの出会いは、亡き祖父の導きか。時を超え、決して祖父を許さなかった父も逝ってしまった今、孫の僕に何を伝えようというのか。2009/04/26
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