出版社内容情報
レビュー、歌声、スターそして恋。日劇のまばゆい光に魅了された六つの青春と彼らのその後を描き、郷愁を誘ってやまぬ連作短篇集
内容説明
男と女が踊れば、そこに妖しい恋が生まれる―。日劇のステージに魅せられた者たちの、輝ける過去が今のこの時を照らす、郷愁に満ちた書下し小説集。「日劇という舞台には三つのスポット・ライトがある、それは、三人のスターしか要らないということを意味している―」戦後レヴューの殿堂であり、数々の陶酔と虚栄と伝説を生み、1981年、閉幕した有楽町日劇。時代という舞台で、それぞれに輝いた六つの青春物語。