出版社内容情報
大回顧展を前にした老女流写真家の脳裡に浮かぶのは奇妙に幻想的なその生涯。今世紀写真界の実録に似て非なるグロテスクな面白さ
内容説明
美しい弟、不可能な愛。ヘミングウェイ、マリリン、ゲバラ…世紀の巨人たちを撮った女流写真家の心の奥の“写真の館”。扉をひらけば引き裂かれた人生が。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やまはるか
12
第2次世界大戦を挟んで20世紀に活躍した女流写真家の回顧展を開催するまでの過程で、古い写真に秘められた主人公の過去を描く。性愛の対象として焦がれる美しい弟と妹が近親相姦の関係にあることが終生にわたって影を落とす。写真家を主人公にして書く目的は何となくわかったが、ここまで書かないと目的が達せられなかったのかと疑問に思う。グレアム・グリーンの写真を撮るためにロンドンのホテルに滞在する第1部はスリリングで惹きつけられたが、2部以降は次第に惰性読みとなった。2026/01/16
setsuo kobayashi
0
病気する前に、放置していた。 なかなか面白い本だった。 マストな古典に入ると思う。 2021/08/01




