出版社内容情報
恋多き年頃を迎えた内大臣の姫・月冴は小天狗外道丸の手助けで恋の手習いをし、やがて、自分を救ってくれた東男の晴季と結ばれる
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナリア
6
平安時代。お姫様と天狗の恋愛冒険。言葉は現代語なのでラノベのように楽しめた。他に、かわいい妖怪などが出てきます。2014/09/30
かっぺ(こと悩める母山羊)
5
御伽草子。内大臣の娘、月冴姫は入内先の東宮に身罷られ、3歳の新東宮に入内するため、若い10年を無為に過ごすことになるが、いたずら好きの天狗、外道丸に伴われ、恋を知り、失望し、また恋を知って諦め、成熟していくお話。最初からこの人だけと思いつめるロマンスではなく、おとぎ話の中にどうにもならない政治に巻き込まれる平安女性の哀しさと強さが描かれている。2013/10/02
ユキタ
2
図書館。10年後に入内を控える、恋や愛に憧れるお姫様が天狗ら妖とともに冒険を繰り広げる平安ファンタジー。田辺聖子は大真面目な平安文学の大家だと思ってたので意外だったし、「なんて素敵にジャパネスク」的なノリが懐かしくもあって、楽しく読めた。2019/02/10
ティパリン
1
内大臣の姫君・月冴が、修業中の天狗・外道丸にい誘われて、外の世界を覗き見る。深窓の姫らしからぬ月冴は、最後は東男の晴季と共に東国へ。ちょっと少女小説っぽい、読み易い平安物語。2019/09/11
ダリア
1
昔、図書館で読んだ本で、今一度読みたかったのだが本のタイトルも筆者も忘れてしまって探すのに大変、苦労した。ネットでどうにか調べてみることができた。女性作家というのはかろうじて覚えていたが、こんな有名作家をすっかり忘れていたとは自分でも呆れてしまう。 ただ、粗筋だけはよく覚えていて再読しても自身の記憶と内容にほぼ違いはなかった。昔同様に面白かった。2017/07/24
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