スローワルツの川

スローワルツの川

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163148908
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ひたむきな男の愛に応じかね、人妻は逃れる、インドへ。男は追う、世界の涯てまでも。アイオワの大学の静謐を破る生命を賭けた純愛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みも

77
ラスト20頁は蛇足ではないのか?ジェリーがインドでフランス人とベッドを共にする当たりは、謎だとしか言いようがない。旧弊な体制の大学に倦み疲れている教授で、ワイルドでシニカルなマイケルと、生真面目な新任教授ジミーの肉感的な妻ジェリーが、互いの激情を抑制しつつも、純愛ともいえる恋に落ちる。だがジェリーは、かつて留学したインドに壮絶な秘密を置いて来た。アカデミックな会話の中に、気障で小粋な語彙を散りばめ、プチブルジョアの戯言とサロンの空々しさを見せる。最も巧い描写は、騒音と煙と埃で表すインドの実態と人々の騒擾。2016/09/15

d

2
愛する女性を探すためにアメリカからインドまで行った男の話。展開が軽快、描写が秀逸で鮮やかな映像が想像でき、とても楽しめた。ウォラーの文章が素敵なのは原文のせいなのか翻訳者の腕なのかは分からないが、とにかく流れるような美しさだ。ウォラーのエッセイ集を読んだあとだったので、色々と重なることがあり、その点も楽しめた。あとどうでもいいが、主人公はずっとヴィゴ・モーテンセンのイメージで読んでいた。2015/03/16

ruri

1
川や橋って 右岸と左岸があるせいなのかな すごく恋愛にぴったりな場所に感じる。 とくに川が海に流れる間に二つの路に別れてまた再びひとつになる様子と別れてはまた再び出会う恋の様子の描かれかたは いつもキュンとするなぁ。2016/08/13

半べえ (やればできる子)

0
★★2009/12/11

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