出版社内容情報
いたって地味な女子高生が深夜放送で知った地元のロック歌手に夢中になる。そんな彼女が派手好きなスターの心をつかんでしまった
内容説明
どこをとってもパッとしないし、友だちだってあんまりいない。そういうドンな女の子でもロック・スターに憧れたっていいじゃない…。ジミな女の子のハデな心意気。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よし
7
邦題は「(ピークに達した後)落ちぶれていく人生」。主人公のエヴィーは端から見ると、確かに先の見えない生活を送っている。夫になるさえないロック歌手・ドラムは、「まだ19でしかないのに、俺の人生はもう下り坂で落ちぶれていく」と嘆く。そんな生活でも、エヴィーには暗さがなく、自分なりに思い通りに生きていくしたたかさがある。この作品は、一風変わった「青春小説」であり、「成長物語」といってよい。読後感は思いの外、爽やかである。2016/11/22
がぁ
6
だるだるのどーしょうもないっ!男にイライラしながら、それにひきずられる女の子も斜め見しながら、でも悪人は出てこない物語なので安心していられる。かなりひねりのきいた青春物?エヴィーのような子はいいね。2011/12/30
みみぽん
4
自分の世界だけが、世の中の中心だと思い込んでる十代のときを、なぜかとても懐かしく思い起こさせるヒリヒリするストーリー。小太りで冴えない17才の女の子エヴァ―。ライブ・ハウスで出会う風変わりなロック小僧ドラム。二人の危なっかしい恋のやりとりに赤面しつつ、この青さこそが若さと我ながら思い出し甘酸っぱくもハチャメチャさがなんだかかえって物悲しい。大人になるとそんな時期は長く続かないと分かるからだ。70年発売の本とあって、あの時代の少し退廃的でレトロなムードもいいい。心優しきエヴァ―のお父さんがほんとうにステキ 2021/06/09
taku→tarou
4
借り物。こういう何にもカテゴリー分けできないのにジワジワと面白くなる話は良い。2010/08/13
山崎にう
3
図書館本。中学生の時に一度読んだのだが、今読むとどうなのかな、と再読。昔はわからなかったが、今読むと主人公の衝動的なのとか考えなしで先延ばしにしてしまう行動とか若さにアテられる。2018/07/03
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- 和書
- 八女茶 - 発祥600年