出版社内容情報
蒐書狂、古書鑑定人、廃品回収業者など古書の周辺を彩る奇妙な人間模様。古典落語にも似たキレのよい語り、異色作家の受賞第一作
内容説明
通称「枠屋」。新聞の死亡欄から客をみつくろい蔵書を買いしめる、ちょっと怪しい古書商人。訃報に接し哀傷にたえません云々、と遺族あて毛筆でしたためるが、むろん故人との交友なんてありはしない。ある日、北の端れの遺族から蔵書処分の依頼状。招じ入れられた故人の書斎は、なんと、座敷牢ではないか。直木賞受賞第1作。
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