マディソン郡の橋

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マディソン郡の橋

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163138404
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

小さな村の橋を撮る写真家とふと知り合った村の人妻。束の間の恋が別離ののちも二人の人生を支配する……スピルバーグ映画化決定

内容説明

橋の写真を撮りに来た男と、アイオワ州マディソン郡の農夫の若い妻。ふたりの愛は、時間の残酷さと、人の心の頼りなさにうちかった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みも

218
愛情にはいくつかの形がある。彼女にとって彼に抱いた熱情は紛れもない真実の愛だが、夫に抱いていた想いもまた、違う形の愛情であると、中年になった今なら分かる。かけがえのない家族と自身の熱情を天秤にかけた時、おのずと見えてくるものがる。若年の時には自分の熱情を貫く事こそ正しい選択のように見えるが、それはある意味自己肯定のためのエゴイズム。抑制された情熱や愛ゆえの理性が正しい場合もあり得る。自分自身を愛する以上に相手を想う。多くの人には難しい事かもしれないが不可能な事ではないという気がするし、そうありたいと思う。2021/09/28

おしゃべりメガネ

157
高校生のトキに読んで以来、約30年ぶりの再読です。当時はおっさん、おばはんのなんともまどろっこしい恋愛モノと捉えていましたが、自分がおっさんになった今読むと改めて深い作品だなと。本作に綴られた'四日間の恋愛'に賛否両論あると思います。いい、悪いと人それぞれのキモチや考え方が。写真家「ロバート」と農家の主婦「フランチェスカ」のお互いを想うキモチは嘘偽りなく単純にステキだなと思いました。「フランチェスカ」が自分の中の'女性'をしっかりと見つめ直し、感じていく描写が素晴らしいなと。改めてステキな作品でした。2021/06/16

がたやぴん

89
約20年ぶりの再読。当時、映画から入り、圧倒的な芝居と風景が印象強く、本では感動が薄かった。活字だと語彙の影響がこんなにも強いのかと最初に感じた本だ。それでも何がが引っかかり、彼らの歳に近づいてから再読すると決めていた。初読時には、息子と娘に感情移入した。しばらくして、恋愛観や結婚に至った経緯を母に聞いた覚えがある。「んー。お父さんは再婚でね。。。」なかなかのハードパンチでしたね。さて、今回。やはり泣けてません。ですがキンケイドには感情移入した。その理由を誰かに語りたくなった時、また再読するんだろうな。2017/02/19

mayu

53
HOBO選書。初読は高校の頃。ともに過ごした期間は短くても激しく燃え上がる恋に憧れ、なぜ想いのままに突っ走らないのか疑問に思った。あの頃より大人になった今。培ってきた家族としての情、そこにある激しさとは別の形の穏やかな愛情、彼女の気持ちを切なさとともに理解できるようになった。不倫を肯定するわけではないが、それでも特別だと信じられる存在に出会える奇跡、忘れられない熱情、ここまで人を愛せることを羨ましく思う気持ちもある。思い出は綺麗なままで自分だけの中に、最後くらいは想いのままに。どちらが良かったんだろう。2024/05/19

催涙雨

52
たったの四日間。身体に電撃が走るような出会いとか運命って、こんなふうにままならなくてどうしようもない、そういう性質のものなのかもしれない。この作品は内容そのものよりも、牧歌的な景色のイメージと詩情豊かな表現力が特にすばらしいと思う。それがキンケイドとフランチェスカの恋愛模様をより色彩豊か(それはだいたいセピア色で、ペールトーンで、そしてときどき大胆なビビッド)にしている。2019/03/13

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