ダメージ

ダメージ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163138206
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

公私共に成功の絶頂にある政治家が息子のフィアンセと激しい恋におち逢瀬を重ねる。そして劇的な破局……英国女流鮮烈のデビュー

内容説明

ことばも交わさぬうちに、一目で燃えあがる恋がある。意志にさからって破滅へと突き進む、運命的な愛というものがある。たとえ男が、フィアンセの父親であろうと、たとえ女が、息子のフィアンセであろうと。男も女も身につまされる愛のベストセラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

竹園和明

29
あるパーティで出逢った若い女アンナに一瞬にして魂を奪われてしまった医者で国会議員の主人公50歳。そんな折、息子から紹介された彼の新しい彼女は、背徳の関係を続けるその愛人アンナだった。二人は結婚に向けて歩み始める。今のままを望むアンナの狙いは何か。そして彼女に魅了されつつ葛藤の日々を送る主人公を待ち受けていた結末は…。心に深い傷を負った過去を背負いながらも生きて来た若い女と、順風満帆な道を歩んできた紳士。ダメージという共通項から2人が歩む“その後”の対比が容赦ない。エリートでも転落は一瞬。恐ろしい物語!。2018/04/15

hikarunoir

3
地位を得ても人生を偽ったまま来たありがち人間が、真のファムファタルに代償を支払わされ、真実を生きた。単なる破滅とも違い、映画とも違う。2016/06/21

pastis56

3
最後の最後の場面に全てが凝縮されていた。アンナはダメージから回復し、主人公の「私」は完全にダメージを負ってしまったように思えた。映画は見ていないが、映像表現しやすい話に思えた。「私」と同じ境遇に今までもそしてこれからもあわないでいた方が幸せかな。2014/08/05

c3po2006

0
★★★2023/12/03

やまはるか

0
 文中に出てくるダメージの言葉を拾いながら読んだ。「ダメージ」は、主人公や登場人物たちが被った影響として記されているが、再三現れるために、「ダメージ」を志向する作家の意図、作家の存在を感じた。作家によって物語がダメージを受けていると言っては言い過ぎか。予定調和が見え隠れする気もした。2018/07/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2171103
  • ご注意事項