出版社内容情報
金曜日の夜、チャオと言って妻を愛人のもとへ送り出す夫──男と女を見つめる、巨星モラヴィア最後の、刺激的な傑作短篇小説16作
内容説明
金曜日の夜、妻は愛人のもとへ急ぐ。日曜日の夕、頬を染めて、彼女は戻る。巨匠モラヴィアが自身の愛の遍歴を基に描き切った、男と女の物語。衝撃の短篇小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やまはるか
13
20世紀のはじめの10年に生まれたイタリアの作家モラヴィル最晩年の17の短編集。「妻は愛人の所へ出かけていく。この事実に慣れることができるものかどうか、苦しまずにいられるものかどうか、確かめてみたい」夫に隠すことなく妻が愛人を持つ。三島由紀夫にありそうな話が幾つか出て来る。モラヴィルが何ゆえにそれを主題としたのか読んだだけでは不明であるが、隠れてする不倫なんかではない。そんな夫婦の関係を濃密に描いた表題作が一番に読みごたえがあった。2025/12/29
葉子
10
江國さんオススメの本。情熱的です。2014/01/24
原さん
5
谷崎潤一郎の作品なんかでは性的な趣向の考えを主人公が思考の道筋のように説明する文があったりするが、そういうのはほぼない。物語が物語だけで進む。哲学や言葉というよりも、性的倒錯という現象が物語として立ち上がる。そしてそれは難しい言葉で解読されるものなんかではなく、人の人生の一部であり、起こっているものなのだ。シンプルで、センスの良い言葉。戸口の皿、という題名のセンスの良さにくらっと来た。2021/07/24
しょうゆ
5
すごく良かった。性と愛を情熱的に描いている。と言っても恋愛ものではないから何となく不思議な感じ。どの作品に出てくる妻も愛人がいて、夫以外とセックスしまくっているので、イタリア人てみんなそうなのか…?と錯覚してしまう…。そしてどの夫も頼りないのが印象的。肉体と精神は別の生き物なのかなーとぼんやり思った。モラヴィアの短篇もっと読みたいです。2015/11/15
みずいろ
5
「実は、君を殺そうと思っていたのだよ。ポケットにピストルも入れていたのだ。」「あら、不思議だわ。あなたの目を見たときに、あなたが愛してくれてるって感じたのよ!」この考え方が、すべての作品の根底にある短編集。イタリア人作家らしい情熱と諧謔をたのしむ。2012/07/21
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