出版社内容情報
強迫観念に捉われて嬰児をさらった60年代ラジカルの女性闘士。必死に後を追う母親の女性ジャーナリスト。自己発見の奇妙な追跡行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつみかん
3
下巻は、女二人のバディもので始まって、さながらテルマ&ルイーズのよう。〜からのローラVSメアリーの直接対決は、アトミックブロンドの感じで脳内映像化して(だから痛いんだ!)読んでたョ。2017/11/12
西村章
0
およそ20年ぶりくらいに再読。聖杯探求譚の祖型と骨格を踏み外さないから、あとは「おあずけ」の作り込み次第でサスペンスをいくらでも盛り上げることができる。うまいもんです。主要登場人物の年齢を、カウンターカルチャー世代に設定しているのがキモですね。あと、米国で頻発していたカルト教団への皮膚感覚的な恐怖も遠景に置いていたのであろうことは、今読めばかなりはっきりと読み取れるように思う。2014/01/23
abk1
0
ラストのファイトは女同士とは思えないほどであった、、、。2012/05/31