出版社内容情報
天安門事件以後、武力によって圧殺されたかに見えた民主化運動は一九九〇年に再燃し、それに軍人達が立ち上がるという近未来小説
内容説明
中国の民主運動の火は、学生・民衆・軍人の深層で燃えつづけ、連帯をめざして進む…最新資料をもとに描く著者渾身の至近未来小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
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圧殺の 広場を逃れ 門出れば 羊たち憩う 沈黙の森／ 天安門事件がなかったら、中国文学にこれほど惹かれることはなかっただろう。 同様に、中国の人々にこれほどシンパシーを感ずることもなかっただろう。 今年は、コロナ禍で天安門事件関係のイベントに参加することが出来なかったので、今月は、事件関連の本をある程度まとめて読んでいきたい。2020/06/06
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